文字式

 

キャット算数・数学教室にお通いの皆様へ

 

今週から、中1クラスは文字式の文章問題に入りました。

個人ごとの課題等については、別の機会でお伝えさせていただきますが、

クラス全体を通して私が感じた事をお伝えいたします。

 

まず、中1のはじめで、

プラスマイナス、累乗、文字式等の基礎的なルールを学習します。

 

数学には、スポーツや音楽と同じく世界共通のルールが存在しており、

まずは、そのルールを100%理解する必要があります。

99%ではダメです。

 

中1クラス受講生は、中1のお子さんはもちろん、

中2・中3のお子さんもいらっしゃる訳ですが、

残念ながら、このルールをしっかり理解できておらず、

感覚で解いている子が多いです。

 

野球で例えるならば、

打った後、必ず一塁に向かわなければいけない訳ですが、

なんとなくその場の気分で、一塁に向かってみたり、三塁に向かってみたり、

酷い場合は、いきなり二塁に行こうとしたり。。。

 

どこ走ってんねん・・・ですね。

 

そして、

「今、なんで二塁の方に向かって走ったの?まず一塁に行かなきゃダメでしょ。」と聞くと、

「いや、なんかぁ、どうせ二塁に行くんだから、最初から二塁に行こっかなぁ、と思って」

みたいな、一瞬“なるほど、そうだね!!”と思ってしまいそうな意味不明な言い訳をする、

という感じです。

 

要は、決められたルールや手順を完全に無視しているんですね。

もっともらしいことを言っているようで、実はメチャクチャです。

 

もっともらしい事を言うだけマシで、

中には、「なんとなく・・・(二塁に向かいました)」といった、

お話にならないレベルの言い訳をする子もいます。

 

これでは、当然ながらテストで点数は取れません。

 

ちなみに、小学校で習うような低レベルの算数であれば、

このように感覚・気分で解いていても〇になるのですが、

中学数学になると、それが通用しなくなります。

 

よく、小学校の頃は算数良く出来たんですけど、

中学校に入ると、成績が下がってしまって、、、

というお話をされる方がいらっしゃいますが、

 

違います。

 

もともと、小学生の頃からきちんと理解出来ていないのです。

それが、中学生になって表面化してしまっただけのことです。

 

だからこそ、当教室の算数では、

受験するしないに関わらず、中学受験ベースのテキストを使用しています。

この程度まで理解しておかないと、中学数学で必ず躓きます。

 

そして、もう一つ。

 

一つ一つの事柄に対して、

なぜそうなるのか、を理解出来ているかどうかです。

 

前回の授業で、

y/x+x/yを通分する、というのを扱いました。

 

しかし、全員が通分出来なかったんですね。。

 

「通分知らないの??」と聞くと、

「知ってます」と答えます。

 

「じゃ、さっさと通分して」と言うと、

「えっ、、、どうするんですか?」と半笑いで答えます。

 

「通分のやり方知らないの?」と意地悪く聞くと、

「それぐらい知ってますょ~」と答えます。

 

「じゃ、さっさとやってょ」と言うと、

「いや、だから、その…」みたいな不毛なやり取りが続きます(笑)

 

例えば、

1/2+2/3だったら出来るんですね。

 

3/6+4/6=7/6と全員が答えられます。

 

しかし、ここで、

「なんで、分母が6なの?」と聞くと、

「2と3の最小公倍数だから」と答えます。

 

「じゃ、なんで2と3の最小公倍数が6なの?」と聞くと、

「・・・。」と沈黙になります。

 

このように、

数字バージョンの時に、いくら出来ていても、

なぜそのような計算をしているのかをきちんと理解していないと、

数字⇒文字(アルファベット)になった途端に、

全く出来なくなります。

 

前述しましたが、

“小学生の時はまあまあ出来ていたのに、中学に上がったら急に出来なくなって…”

じゃないんですね。

 

そもそも分かっていないのです。

 

現在、中1クラスを受講されているお子さんに関しては、

全員このような状況になってしまっています。

 

ただ、

個人面談や説明会等でもお伝えさせていただいていますが、

どこの塾でも、一部の優秀生以外はほぼ全員がこのような状態です。

 

理解出来ていないことを理解出来ているか、

理解出来ていないことすら理解出来ていないか、の二択です。

 

ですから、過度に心配される必要はありませんが、

だから数学が出来ない…ということを知っておいていただけると良いかと思います。

 

幸いなことに、

中1クラス生全員が、算数のクラスもご受講いただいておりますので、

中学数学を学習しながらも、小学算数の基礎を改めてしっかり定着させていって欲しいなと思っています。

 

ご家庭でお子様の勉強を見られる際にも、

こういった事を少し意識していただけるだけでかなり違いますので、

頭の片隅に置きながら接してあげていただければと思います。