お子様の実力を上げる為には、
本人だけが頑張ってもダメですし、保護者だけが頑張ってもダメですし、塾だけが頑張ってもダメです。
”生徒・保護者・塾の三者がそれぞれの立場で努力”をし、
”三者全てが同じ方向を向いていることが大切”と考えています。
その為、
キャット算数·数学教室では、
保護者の皆様にも、いくつかのお願いをしています。
①テストの点数だけで判断しないでください。
②志望校を偏差値や知名度で決めないでください。
③たくさん褒めてあげてください。
④習い事はホドホドにしてください。
⑤親も勉強しましょう。
⑥宿題管理は親の義務です。
⑦分からない問題は教えてあげてください。※教えられる場合のみ
⑧持ち物の管理をお願いします。
⑨過保護にならないでください。
⑩タトゥー・ボディピアス等はお断りしております。
①テストの点数だけで判断しないでください。
親が子供の状況を確認する一つの手段として、
”テストの点数”があります。
ただ、言い方を代えれば、
”テストの点数しかない”とも言えます。
よって、
テストの点数でお子様の状況を把握するしかないのですが、
テストの点数だけでお子様の状況を把握するのは危険です。
なぜならば、
”本当に分かっている訳ではないのに、〇になっている”や、
”本当は分かっていたのに、✖になってしまった”などがあるからです。
後者の方が多いと思われるかもしれませんが、
意外に、前者のパターンも少なくありません。
”じゃあ、一体どうすれば…!?”とお思いになると思いますので、
キャット算数・数学教室では、面談やメール・お電話等で、
逐一、お子様の良い点はもちろん、改善すべき点など、
保護者の方にとって耳が痛いことでも、
正直にお伝えさせていただきます。
②志望校を偏差値や知名度で決めないでください。
同じく、
“数字だけで判断しないでください”という内容なのですが、、、
これは、中学受験でよくある話ですが、
志望校を検討する場面で声に上がるのが、
”偏差値〇〇以下の学校には行かせたくない”
”偏差値〇〇以下の学校にお金を払うぐらいなら公立でいい”
といった類のものです。
お気持ちは分かります。
受験が終わった後、親戚やご近所と、
「〇〇ちゃん、どこの学校受かったの?」
「〇〇くん、どこの学校に通ってるの?」
といったお話になるでしょう。
その時に、親としては、
「え~っ、スゴイね~‼」と言われたいものです。
また、
”名前も知らないような学校に高い授業料を払うのはなんとなく納得し難い”
これも、感情的には間違っていません。
しかし、
”偏差値が高い・有名な学校=良い学校”でもなく、
”偏差値が低い・有名では無い学校=悪い学校”でもありません。
”偏差値が高い学校に入ったが、入学後についていけなくて不登校になった”
”偏差値は低いけれども、学校の先生達がホントに一生懸命で、通わせて良かった”
などといった声はたくさんあります。
ですから、
”自分の子供を自慢したい” ”偏差値が低い学校を口にするのは恥ずかしい”などと、
気付かないうちに”子供を学校マウンティングの材料”にしてしまっているのであれば、
ココで一旦立ち止まりましょう!
受験期間中にトラブルになるか、
入学後にトラブルになる可能性が高いです。
志望校を選ぶ際は、偏差値等のデジタルな要素は一旦排除し、
変な先入観等も持たずに、たくさんの学校の中からお決めになることをお勧めします。
③たくさん褒めてあげてください。
子供が産まれた時、
多くの親が、我が子に対して、
”元気でさえいてくれれば”と思ったことでしょう。
ところが、時間が経つにつれ、
だんだんと子供に対する期待が大きくなり、
隣の芝生が青く見えることもあって、
我が子に対して、
”あれも出来ない” ”これも出来ない”と不満を抱き、
ついアレコレと口を出してしまう。
そんな状況になってしまっている方も少なくないのではないでしょうか!?
勉強面に関しても、
本来は、”家庭が褒められる場所で、塾が𠮟咤激励される場所”であるべきはずが、
なぜか、”家庭が怒られる場所で、塾が慰めてもらう場所”になってしまっていることがあります。
(生徒)「こんな点数じゃ、ママにボロクソ言われるぅ。。。」
(講師)「大丈夫だよ、まだ入試まで時間あるし、今大事なのは点数だけじゃないでしょ!?」
という場面は、今までに何度となく繰り返されてきています。
これでは、子供たちは”塾=安心な場所”と思うかもしれませんが、実力はつきません。
”塾で頑張る → 家に帰り、頑張ったことを褒められる → また塾で頑張ろう!”
という循環になることがベストです。
お子様が、”今日も塾で勉強頑張ろう!”という気持ちになれるよう、
ご家庭でたくさん褒めてあげてください!
キャット算数・数学教室では、
授業前後で確認テストを実施しており、
合格出来ない限りは帰宅出来ないシステムになっています。
別日での再テストになった訳でない限り、
”家に帰ってきた=確認テスト合格”ですから、
まずは、
”家に帰ってこれたこと”を褒めてあげてください!
④習い事はホドホドにしてください。
様々な習い事をされている子が時々います。
習い事自体は良いのですが、問題はそれらをこなせているかどうかです。
一つの例です。
※授業が”月・木”だと仮定します。
月曜日の授業の確認テスト不合格であった為、
「明日、再テスト受けに来て!」と伝えたところ、
「明日はピアノです!」とのことなので、
「じゃあ、明後日は?」
「明後日は、そろばんです!」
「なんで、そろばん習ってて算数の確認テスト不合格なの…?まあ、いいや、じゃ木曜は?あっ、アナタ木曜は(次の)授業だね。」
「はい…。」
「いつ、再テスト受けれんの?」
「…。」
こういうやり取りは、決して珍しいことではありません。。。
⑤親も勉強しましょう。
「ウチの子、家で全然勉強しないんです。」
というご相談を受けることがあります。
これに対し、
「では、お母様(お父様)は、家で何の勉強をされていますか?」
とお聞きすると、
「え???私は家事が忙しくて…」
「仕事が忙しいんで、家に帰ってきたら、風呂入って酒飲んで寝るだけですゎ、ハハハ。。」
といった回答が返ってくることがあります。
これでは、子供が勉強する訳ありませんね…。
”子供に「勉強しなさい!」と言う以上、その時間帯、親も何かしら勉強するべき”と考えています。
部下に仕事を押し付け、自分は何もしていない(ように見える)上司を想像すれば、分かるハズです。
上司の言い分は部下には関係なく、両者の間に信頼関係は築けないでしょう。。
もちろん、
親が数学や理科といった勉強をする必要はありません。
資料の作成や、翌日の仕事の準備等、何か机に向かう作業であれば十分だと思います。
子は親の背中を見て育ちます。
親が何かやっていたら、子供も自然と勉強します。
ただ、様々な理由でどうしても難しいようであれば、
教室に連れてきてあげてください。
教室にさえ連れてきていただければ、
こちらで勉強させます!
⑥宿題管理は親の義務です。
勉強であれ、スポーツであれ、音楽であれ、
上達するにはジシュレン(自主練習)が必要なことは言うまでもありません。
勉強の場合は、宿題がその一つになる訳ですが、
いつの時代も、”宿題をやってこない子”というのはいます。
宿題のやり方については、ココでは割愛しますが、
宿題をやっていないということは、前回の授業~次回の授業の約1週間、ほぼ何もしていないということになります。
厳しい言い方になりますが、”宿題管理は親の義務”と考えています。
なぜならば、他に管理できる人がいないからです。
忘れた宿題を翌週に出したとしても、失った1週間は返ってきませんし、
二回分の宿題をやる訳ですから、本当なら別の勉強に充てられる時間をそれに費やした、
ということになります。
ですから、
最低でも”宿題をやっているかどうか”だけは、保護者の方が確認をしてください。
もちろん、
「宿題やった?」
「やったよ~」
これでは、何の確認にもなっていませんので、
”字を丁寧に書いているか”
”ページ数や問題番号をちゃんと書いているか”
”〇つけや間違い直しをちゃんとやっているか”
”分からなかった問題をほったらかしにしていないか”など、
実際にノートを見てみてください。
もちろん、
普段からきちんとやっている子であれば、わざわざ確認をする必要はありません。
⑦分からない問題は教えてあげてください。
※保護者の方が分かる場合のみ
宿題管理とも重なりますが、
もし、
”宿題の中に分からない問題”があり、
”それが保護者の方が教えられる問題”であれば、
お子様に教えていただいて全く問題ありません。
時々、
”学校と教え方が違う”
”塾の先生とやり方が違う”といったことを気にされる方がいらっしゃいますが、全く気にする必要はありません。
”1から順番に当てはめていけば、そのうち答えが見つかるよ”とか、
”そこは、たぶん直角でしょ!?”といった、
明らかにおかしな教え方でない限り、教え方の違いについて気にする必要はありません。
”ある決まった解き方でないと解けない”という風になってしまう方がダメなことです。
もちろん、教えられない問題を無理に教えていただく必要はありませんので、
その場合は、教室まで質問に来てください。
⑧持ち物の管理をお願いします。
子供たち自身にも、
忘れ物をしないよう指導はしておりますが、
人間ですから、時には何かを忘れてしまうこともあります。
それは、仕方のないことだと思いますが、
問題は、”頻繁に何か忘れ物をする子”です。
・赤ペンが無い
・ノートを忘れた
・違うテキストを持ってきた
・削れている鉛筆が1本も無い
・ノートが、あと2ページしか無い
等々、”いろんなバリエーション持ってるなぁ”といつも感心します。
”勉強も出来なければ、持ち物管理も出来ない”という子もいますが、
どちらかというと、”算数が得意な子”にありがちなケースです。
”一つの能力が秀でているが為、別の何かが大きく欠けている”
ということは、大人でも子供でも少なくありません。
このような場合は、
しばらくの間、保護者の方が管理してあげるしかありません。
大きな声で怒ったり、あまり目くじらを立てたりせず、
”周りの人間がサポートしてあげる”ぐらいの長い目で見てあげてください。
なお、他によくあるケースが、
”宿題をやったけど(その)ノートを忘れた”です。
このケースの厄介な点が、
”宿題をやったけど、ノートを忘れた”(=本当のことを言っている)のか、
”宿題をやっていないから、ごまかそうとしている”(=嘘をついている)のか、
分からないことです。
ほとんどの塾では、
「じゃ、来週持ってきて!次は忘れちゃダメだよ。」
というようなことになるかと思いますが、
このような対応では、”また同様のミスをする”でしょう。
その為、キャット算数·数学教室では、
”宿題をやったけど、ノートを忘れた”は、単純に”宿題忘れ”として、
授業後に残って宿題をやっていただきます。
もし、当日中に終わらなければ(たぶん、終わらないでしょう)、
翌日も教室に来てやっていただきます(又は、忘れたノートを持参)。
⑨過保護にならないでください。
持ち物管理に若干反する内容になってしまいますが、
あまり”なんでもかんでも親がやってあげる”というのも良くありません。
”筆箱の中の鉛筆は、いつも勝手にキレイに削られている”
”テキストやノート類は、いつも勝手にきちんと揃えられている”
”宿題は、いつも親が〇つけをしている”などなど、
親の過保護が子供の成長を妨げている場面は例を挙げればキリがありません。
やりすぎると”過保護”になってしまいますし、
やらなさすぎると”ほったらかし”と見られてしまう。
その加減が難しいところでありますが、
”今自分がやっていることが、本当に子供の為になっているのか”
を考えると良いでしょう。
それだけで、大分違うと思います。
⑩刺青・タトゥー・ボディピアス等はお断りさせていただいています。
キャット算数・数学教室は、
進学塾という観点から、日本人・外国人問わず、
刺青・タトゥーの入った方(シール等含む)のご入室をお断りさせていただいております。
また、(耳たぶ以外への)ボディピアスもお断りしております。
入塾後に、刺青・タトゥー・ボディピアス等が分かった場合は、
その日をもってご退塾とさせていただきます。
ご理解いただけますよう、お願いします。